DJI Care Refreshは入るべきか?必要な人・不要な人の判断基準 | 高山無線ドローン倶楽部
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DJI Care Refreshは入るべきか?必要な人・不要な人の判断基準

Osmo Pocket 3やOsmo Action 5 Pro等のDJI製品を購入するとき、追加費用を払ってDJI Care Refreshに加入すべきか迷う方が多いはずです。

本記事は、旅行やアウトドアでDJI製品を活用したい方に向けて、DJI Care Refreshの加入費用・自己負担金・加入期限などを具体的に示します。

標準保証との違い、後から加入する方法、故障発生から交換完了までの流れに加え、DJI MiniやMavicシリーズ(個人・空撮向けドローン(産業用を除く))のCare Refreshについても、料金と飛行紛失保証の仕組みまで分かる内容です。

DJI Care Refreshに入るべきか、悩んでいる方は、ぜひ判断材料にしてください。

DJI Care Refreshとは

DJI Care Refreshとは

DJI Care Refreshは、事故や故障が起きた製品を新品同等品と交換する、DJI公式の有償保証サービスです。

修理による部品交換ではなく、交換を中心にした早期復旧が特徴と言えます。

加入前に標準保証との違いを確認し、ニーズに合わせて選択するのをおすすめです。

メーカー標準保証との違い

DJI Care Refreshは、通常のメーカー標準保証では救済されない事故・過失によるトラブルまで、交換で解決することが可能です。

通常のメーカー標準保証は、初期不良や自然故障など、ユーザー側の過失がない不具合を対象にしています。

メーカー標準保証の対象外である落下や水没、誤操作といった事故要素が入る故障も、DJI Care Refreshでは交換対象です。

項目メーカー標準保証DJI Care Refresh
対象となる故障初期不良・自然故障落下・水没・誤操作などの事故を含む
対応方法修理(部品交換)リフレッシュ交換(新品同等品への交換)
費用保証期間内は無料加入費用+交換時の自己負担金
加入の要否製品購入時に自動付帯期限内に別途加入が必要

プランの種類(1年版・2年版)と交換回数

Care Refreshのプランは1年版と2年版から選べます。

2年版は交換回数が多く設定されているので、長期間持ち出す予定がある方におすすめのプランです。

<例:Osmo Pocket 3とOsmo Action 5 Proの加入費用>

製品プラン加入費用(税込)交換可能回数
Osmo Pocket 31年版4,730円2回
Osmo Pocket 32年版7,700円4回
Osmo Action 5 Pro1年版3,300円2回
Osmo Action 5 Pro2年版4,950円4回

※価格は執筆時点の情報です。販売店やモデルによって変動するため、購入前にDJI Care Refresh購入ガイド(DJI公式サポート)で最新の金額をご確認ください。

適用できる期間(アクティベーションからの期限)

Care Refreshを購入しDJI製品に適用する際の期限は、基本的には購入後・使用開始直後のみです。

アクティベーション(使用開始)してから期限が過ぎてしまった製品に、Care Refreshを適用することは不可能です。

DJIは、以下のとおり適用に期限を設けています。

  • Care Refreshとセットで新規購入しており、かつアクティベーションが行われていない製品。
  • アクティベーションを行ってから、96時間以内のドローン製品。
  • アクティベーションを行ってから、30日以内のハンドヘルド製品。

このように、使用開始直後の製品にしかCare Refreshは適用できません。

一度アクティベーションしたら元に戻すことはできない
▲一度アクティベーションしたら元に戻すことはできない

したがって、DJI製品を購入する前に「Care Refreshに入るか否か」の判断を済ませておく必要があります。

もし、「使用後に気が変わったから適用したい」場合は「後から加入する方法」をご確認ください。

中古売買時の注意点:DJI Care Refreshは譲渡できない

中古でのDJI製品購入・売却を検討している場合、前所有者がDJI Care Refreshに加入していた製品を中古で入手しても購入者本人はその保証を引き継ぐことはできません。

DJI Care Refreshの利用規約には「本サービスを譲渡または転売できません」と明記されており、新しい所有者がそのまま交換サービスの利用はできない仕組みです。

中古品に「Care Refresh加入済み」という表記があっても引き継ぎはできないことを頭に入れておきましょう。

中古品の実質的な価値は、Care Refreshの有無ではなく、機体そのものの状態やメーカー保証の残存期間で見極める必要があります。

中古ドローンの買取・販売を専門に行う店舗では、この点を実務上の注意点として案内しており、購入前に確認しておくと安心です。

Osmo Pocket 3・Osmo Actionで入るべきか

Osmo Pocket 3・Osmo Actionで入るべきか
引用:Osmo Pocket 3 – その瞬間、ストーリーが動き出す – DJI 日

Osmo Pocket 3・Osmo Actionに加入するかどうかの判断は、事故が起きる確率と、事故が起きたときの損失を天秤にかけて判断しましょう。

使用シーンと使用頻度を基準に、加入をおすすめするケースと見送ってもよいケースに分けて解説します。

加入をおすすめするケース

  • 海や川、雪山などアウトドアでの使用を予定している
  • 旅行や出張の撮影に使う予定があり、撮り直しが難しい
  • Osmo Pocket 3のようにジンバルを内蔵し、軽い落下でも精密機構が壊れやすい製品を使う
  • 週末ごとに持ち出すなど、使用頻度が高い
  • 予備機を持たず、故障時にすぐ復旧させたい

加入を見送ってもよいケース

  • 自宅周辺や屋内でたまに使う程度で、事故が起きる場面が少ない
  • Osmo Actionのように耐衝撃・防水設計が強く、多少の衝撃で壊れにくい
  • 短期間で買い替える予定があり、加入費用を回収しにくい
  • 予備機や代替の撮影手段がある

費用シミュレーション:Care Refreshと修理費用を比較

費用シミュレーション:Care Refreshと修理費用を比較

加入するかどうかは、加入費用だけでなく、実際に交換を利用したときの自己負担金まで含めて比較すると判断しやすくなります。

過去の交換費用の実績は、次のとおりです。

製品交換1回あたりの自己負担金(税込・参考)2回交換した場合の総額(加入費用+自己負担金×2)
Osmo Pocket 3(1年版)4,730円前後約14,190円
Osmo Action 5 Pro(1年版)2,750円前後約8,800円

未加入で同等の修理・買い替えが必要になった場合、部品代や工賃、代替機の手配コストが加入費用を上回る傾向があります。

特にOsmo Pocket 3は本体価格が高く、ジンバル部分の破損は修理の見積もりが読みにくいため、交換費用の上限が事前に分かる安心感が加入の価値になります。

自己負担金の実額は製品や購入時期によって変わるため、加入前に販売ページの記載金額を確認してください。

後から加入する方法(購入時に未加入だった場合)

後から加入する方法(購入時に未加入だった場合)

製品購入時にDJI Care Refreshへの加入を見送った場合でも、期限内であれば後から加入できます。

手順は次のとおりです。

  1. 加入期限を確認するハンドヘルド製品はアクティベーションから30日以内ドローンはアクティベーションから96時間以内が条件です。
  2. DJI公式ストアまたはアクティベーションカードでDJI Care Refreshを購入する:製品と同時購入ではない場合、単品での購入が可能です。
  3. 製品のシリアルナンバーを入力し、紐付けを行うDJI Care Refreshアクティベートページから、アクティベーションコードとシリアルナンバーを入力します。
  4. 個人情報を入力し、登録を完了する:登録完了後、登録メールアドレス宛にサービス規約が送付されます。この規約は購入証明書としての役割も持つため、保管しておくと安心です。

有効期間中、またはサービス終了後15日以内であれば、1年版を購入して期間を延長することも可能です。

延長を繰り返すことで、最大3年間まで利用期間を伸ばせます。

故障・水没発生時の交換フロー

故障・水没発生時の交換フロー

実際に故障や水没が起きた場合、次の流れで交換サービスを利用します。

  1. DJI公式サイトの修理受付サービスから申請するDJIオンライン修理受付サービスから手続きを開始します。
  2. 案内に沿って製品を送付する:往復の配送料はDJI側が負担します。
  3. 点検結果に応じて、通常修理か交換サービスかを選択する:DJI Care Refreshに加入していれば、交換サービスを選べます。
  4. 自己負担金を支払い、交換製品を受け取る:交換にかかる時間は、平均で3日程度とされています。

早期復旧を重視する場合、条件を満たすとDJI Care Expressの仕組みにより、先に交換製品が発送されることがあります。

仕事用途で撮影の当日に故障すると、修理費用よりも代替機の手配や案件の遅延コストが重くなりやすいため、交換まで時間短縮できるのは非常に便利です。

ドローン(Mavic/Air/Mini/Avataなど)のDJI Care Refresh

ドローン(Mavic/Air/Mini/Avataなど)のDJI Care Refresh

Osmo Pocket 3やOsmo Actionと異なり、DJI MiniシリーズやDJI Mavicシリーズなどのドローンには、機体が回収できない「飛行紛失(フライアウェイ)」への対応が用意されています。

ここでは、産業用のDJI Care Enterpriseを除いた、個人・空撮向けドローンのCare Refreshを対象製品・料金・請求の仕組みを解説します。

対象となる主なドローン機種(産業用を除く)

  • Mavicシリーズ:DJI Mavic 4 Pro/Mavic 3 Pro/Mavic 3 Pro Cine/Mavic 3 Classic など
  • Airシリーズ:DJI Air 3S/Air 3/Air 2S など
  • Miniシリーズ:DJI Mini 5 Pro/Mini 4 Pro/Mini 4K など
  • Avataシリーズ(FPV機):DJI Avata 2/Avata 360
  • DJI Flip/DJI Neo・Neo 2:小型・手のひらサイズ機

ドローンの加入費用(1年版・2年版)

ドローンのDJI Care Refreshへの加入費用は機種ごとに個別設定されています。

現行モデルの料金は、次のとおりです。

機種1年版(税込)2年版(税込)
DJI Neo 22,640円4,620円
DJI Flip6,660円11,660円
DJI Avata 28,690円前後15,070円前後
DJI Mini 5 Pro11,880円19,250円
DJI Air 3S15,400円26,400円
DJI Mavic 4 Pro30,800円49,500円

※価格は変更される可能性があるため、購入前にDJI Care Refresh購入ページ(DJI公式ストア)で対象機種ごとの最新価格をご確認ください。

リフレッシュ交換費用と飛行紛失交換費用の違い

ドローンの交換は、リフレッシュ交換と飛行紛失交換の2種類あります。

  • 通常のリフレッシュ交換:墜落や水没など機体が手元に残っている故障対象
  • 飛行紛失交換:飛行中に機体が回収できなくなったケース対象

一般的に、飛行紛失交換の自己負担金は、通常のリフレッシュ交換より高く設定されています。

<交換費用例>

【DJI Mavic 3シリーズ】

  • 通常のリフレッシュ交換:1回目18,900円・2回目23,900円
  • 飛行紛失交換:85,800円

【DJI Mini 2】

  • 通常のリフレッシュ交換:1回目5,990円・2回目6,990円
  • 飛行紛失交換:29,900円でした。

現行モデルの正確な金額は機種ごとに異なるため、加入時に販売ページで確認してください。

飛行紛失交換の回数制限と事前登録

飛行紛失の交換は何回も可能ではなく、以下のような制限があります。

  • 1年版:最大2回のリフレッシュ交換のうち、1回まで飛行紛失交換として使用可能
  • 2年版:最大4回のリフレッシュ交換のうち、2回まで飛行紛失交換として使用可能

飛行紛失交換を利用するには、飛行紛失が発生するに、DJIアカウントと送信機を機体に紐付けておく必要があります。

連携が完了していない状態で紛失すると、交換を申請できません。

日頃から飛行ログをDJIサーバーへ同期する設定をオンにしておくことが、申請時の証跡として必要です。

ドローン限定の追加特典

ドローン限定で、以下のような特典があります。

  • 定期点検:対象製品はプロのスタッフによる点検・クリーニング・消耗部品交換を受けられます
  • 修理特別割引:Care Refresh期間中は、通常の有償修理が15%割引になります(割引上限8,700円)
  • 安全使用特典:有効期間中にリフレッシュ交換を1度も使わなかった場合、期間終了後にメーカー保証が12ヶ月延長されます

DJI Neoは、他の機種と異なりDJI Care Refreshの更新(延長)に対応していません

DJI Neo
▲DJI Neo

加入は初回の1年版・2年版のみで、期限が切れると再加入も延長もできない点に注意してください。

DJI Care Refreshと民間保険(機体保険・賠償責任保険)の違い

DJI Care Refreshと民間保険(機体保険・賠償責任保険)の違い

DJI Care Refreshは、自分の製品を早く使える状態に戻すためのサービスです。

対人・対物といった第三者への賠償までは対象にしていません。

第三者に損害を与えるリスクが想定される用途では、民間の賠償責任保険との役割分担を検討する必要があります。

機体の復旧はDJI Care Refreshで速度を確保し、第三者への賠償は民間保険で備えるのがおすすめです。

まとめ:加入の判断は「使用シーン・頻度・故障時の痛手」で決める

まとめ:加入の判断は「使用シーン・頻度・故障時の痛さ」で決める

今回は、DJI Care Refreshは入るべきなのか、必要か不要かの判断の仕方をご紹介しました。

結論として、DJI Care Refreshへの加入は、使用環境のリスク、持ち出し頻度、故障したときの金銭・時間・機会損失の大きさでの判断が堅実です。

Osmo Pocket 3のように精密なジンバルを内蔵する製品を旅行やアウトドアで頻繁に使う予定がある方は、加入する価値があります。

一方で、屋内中心の使用で予備機がある方は、未加入でも成立しやすいです。

DJI MiniやDJI Mavicなどのドローンを合わせて所有している場合は、飛行紛失交換の回数制限とアカウント紐付けの事前設定も忘れずに確認してください。

Osmo Pocket 3やOsmo Actionはアクティベーションから30日以内、ドローンは96時間以内という加入期限を確認し、購入時同時加入する選択肢も考えておくと失敗しにくいです。


出典・参考情報

加入費用・自己負担金・対象製品は変更される場合があるため、加入前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


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