
DJIは、空撮ドローンを中心に撮影・映像制作を支える機器を幅広く展開するメーカーで、個人の旅行・Vlog(ビデオブログ)から、映像制作や点検・測量といった業務用途まで、さまざまな現場で採用されています。
製品単体ではなく、アプリや周辺機器も含め「撮影体験の設計」が可能なメーカーです。
本記事では、そんなDJIについて詳しくまとめました。
- 企業概要
- 強み
- 主要製品カテゴリ
- 用途別の選ばれ方
- 失敗しない選び方と購入先のポイント
ドローン初心者でも扱いやすいメーカーですので、ぜひ購入の参考にしてください。
DJIとは:企業の概要と位置づけ

DJIの正式名称はSZ DJI Technology Co., Ltd.(大疆創新科技有限公司)で、2006年に中国・広東省深圳で香港科技大学出身の汪滔(フランク・ワン・タオ)氏が創業しました。
マルチコプター用フライトコントローラーの開発からスタートし、2012年に空撮用ドローン「Phantom」シリーズ第1弾を発売して世界的な知名度を確立。
日本では2013年にDJI JAPAN株式会社が設立され、東京都港区に本社を置いています。
民生用ドローン市場における世界シェアは約70〜76%(Drone Industry Insight社調べ、2021年時点)に達しており、2位のIntelのシェア4.1%と比較しても圧倒的な首位です。
日本国内においても、使用されているドローンの大半がDJI製品とされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | SZ DJI Technology Co., Ltd.(大疆創新科技有限公司) |
| 創業 | 2006年 |
| 本社所在地 | 中国・広東省深圳 |
| 日本法人 | DJI JAPAN株式会社(2013年設立、東京都港区) |
| 民生用ドローン世界シェア | 約70〜76%(2021年時点) |
| 主要製品カテゴリ | ドローン・アクションカメラ・ジンバル・ワイヤレスマイク・ポータブル電源 |
DJIが強い分野:空撮技術と映像機器

DJIが支持される背景には、操縦技術に自信がないユーザーでも映像品質が安定しやすい点が挙げられます。
飛行制御とカメラ制御を一体で作り込む開発設計により、ホバリングの安定性・風への耐性・GPS連動の安全制御など飛ばしやすくなり、構図や動きに集中した操縦が可能です。
撮影面では、ジンバルによる手ブレ抑制・被写体追尾・直感的な撮影設定が評価されています。
飛行前準備から操縦・撮影・記録・転送までの流れを専用アプリが整理しており、購入したらすぐ使えるのも魅力です。
初心者にとっては、スペックの高さよりも「狙った映像になる確率の高さ」が満足度を左右しますが、DJIはソフトウェアによる撮影支援によってその部分が叶います。
機種によって対応アプリが異なるため、購入前に公式サイトで確認しておくと安心です。
DJIの主な製品カテゴリ
DJIの製品ラインナップは、映像制作に必要な以下の4要素に対応しています。
まずは自分が撮りたい映像の種類と用途を決めると、必要なカテゴリが絞り込みやすくなるでしょう。
各製品カテゴリについて、以下に紹介します。
ドローン(空撮・撮影用)

ドローンはDJIの主力製品群で、重量200g未満の小型モデルから業務用の産業ドローンまで幅広いラインナップが揃います。
風景・旅行・イベントなど「上空からの視点」が必要な撮影シーンで活用できて、目的と予算に合う種類を選ぶことが可能です。
ドローン選びで重要なのは最高画質だけでなく現場での撮りやすさに重きを置いて、安定したホバリング・わかりやすい撮影モード・被写体を自動追尾する機能が揃っているものを選びましょう。
旅行や短時間の撮影では、準備と撤収が短時間で完了する商品が持ち運びも手軽で便利です。
中古・型落ちモデルを検討する場合は、対応アプリが異なる世代が存在するため、購入前に公式サポートページで動作確認しておく必要があります。
Osmoシリーズ(アクションカメラ・モバイルジンバル)

Osmoシリーズは手持ち撮影向けの製品群で、アクションカメラ・ポケットサイズのジンバルカメラ・スマホ用ジンバルなどがあります。
ドローンのような事前準備は不要で、日常の撮影・旅行・スポーツなど「すぐに撮りたい」場面に最適です。
- アクションカメラ(例:Osmo Action 5 Pro):防水性能と手ブレ補正を重視。アウトドア・スポーツ撮影向け
- ジンバルカメラ(例:Osmo Pocket 3):ポケットサイズで高画質。旅行・Vlog向け
- スマホ用ジンバル(例:Osmo Mobile 7シリーズ):スマホ撮影の手ブレを抑制。SNS・縦動画向け
ドローンが「空の視点」を担うならOsmoシリーズは「地上の視点」を強化する役目を担い、双方を組み合わせることで映像のバリエーションが大幅に増え、編集素材の幅が広がります。
ワイヤレスマイク(Micシリーズ)


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DJI Mic 3のコンパクトなデザインで、豊かで詳細なオーディオをご体感ください。4TX + 8RX対応、4チャンネル出力、自動ゲイン調整、3つの音声トーンプリセットをお楽しみください。あらゆる収録シナリオに最適です!
ワイヤレスマイクは、映像の完成度が上がるので画質への投資として検討する価値があります。
風や環境音に埋もれない声の録音が実現できると、映像全体の印象が向上するでしょう。
選ぶ際は、カメラ・スマホ・PCへの接続性と使用シーンをセットで確認するのがポイントです。
- 屋外Vlog:風切り音対策と装着のしやすさを優先
- インタビュー撮影:2人同時収録への対応可否を確認
- 長時間収録(講義・セミナーなど):バッテリー持続時間と音切れリスクの低さを重視
Powerシリーズ(ポータブル電源)

DJIのPowerシリーズは、撮影現場や屋外作業で電源を確保するためのポータブル電源カテゴリです。
ドローンのバッテリー充電・カメラ機材への給電・ノートPCでの編集作業など、電源のない場所での稼働時間を伸ばす用途に対応しています。
「何を何時間動かすか」によってふさわしい容量を選びましょう。
消費電力の大きな機材を複数使う場合は大容量が必要ですが、容量が増えるほど本体重量も増加します。
現場での運用ミスを防ぐには、出力(同時に動かせる機器の数と消費電力の合計)と充電手段(自宅・車載など)の確認が必要です。
用途別:DJIが選ばれるシーン

DJI製品は、目的と場所(何を撮るか・どこで使うか)によって最適なカテゴリが変わります。
個人と業務に分けて、どのような用途があるのかを見ていきましょう。
個人の撮影・旅行・Vlog
個人用途では、旅行やVlogでの活用が多いです。
旅行用では、軽量さと操作の手軽さが重要になり、操作が難しい機材は使う機会が少ないでしょう。
起動から撮影完了までが速く撮影支援機能が豊富な機体がおすすめです。
用途別のおすすめカテゴリは以下になります。
| 用途 | 推奨カテゴリ | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 空撮・風景 | 小型のカメラドローン(Miniシリーズなど) | 軽量で持ち出しやすく、価格と性能のバランスが良い |
| 歩き撮り・移動撮影 | Osmoシリーズ | 手ブレ補正が強く、準備なしで即撮影できる |
| 声の収録 | ワイヤレスマイク | 環境音に負けない声を録音でき、映像全体の品質が向上する |
SNS投稿が目的であれば、撮影後のスマホ転送や縦動画への対応可否も重要で、「すぐに共有できるか」がポイントです。
業務利用(点検・測量・映像制作)

点検や測量、プロの映像制作などの業務利用では、安定した運用と再現性の高さが最優先です。
- 同じ条件で繰り返し飛行・撮影できるかどうか
- 風や環境の変化に対して運用が維持できる品質
- 誰が操縦しても一定の結果が出る操作体系
- ログや記録の管理のしやすさ
- 現場トラブル時の切り分けしやすさ
- 機体単体だけでなく、アプリ・周辺機器を含めた運用設計
上記の点において、信頼性の高い機材が求められます。
運用だけでなく、データ管理に関しても編集しやすいものがおすすめです。
導入時のポイントとして、「運用体制を構築する」という視点から、保証・修理体制の確認、予備機やバッテリーの確保、ファームウェアのアップデート管理など、停止リスクが少ない機材を選びましょう。
DJI製品の選び方のポイント

DJI製品はラインアップが多いです。
失敗しないためには、スペックの数値だけで選ぶのではなく、目的・場所・完成度(何を撮って・どこで使い・どこまで仕上げるか)を明確にしてそれに適した商品を選ぶ必要があります。
予算と必要な撮影品質
予算は本体価格だけでなく、必要な画質レベルとセットで考えるのがポイントです。
センサーサイズ・手ブレ補正の強さ・バッテリー容量や耐水性など、どこまでこだわるかによって必要な投資額が変わります。
初心者は本体に予算をかけ過ぎて周辺機器を揃えられなくなりがちなので、予備バッテリー・充電器・NDフィルター・専用ケース・マイクなどの予算も本体価格の30〜50%程度を見込んでおきましょう。
特にドローンは1回の飛行時間が20〜45分程度のモデルが多いため、予備バッテリーを持っておくことで命拾いします。
SNS中心なら手軽さと携帯性を優先、仕事や作品用途なら編集工程を見据えた画質余裕を確保など、公開先から逆算して選ぶことで、購入後に買い足さずに済みます。
機体サイズ・重量と携帯性
DJI製品を選ぶ際には、とにかく携帯性の良さが撮影結果に大きく反映します。
持ち運び頻度・移動手段・収納性・現場での準備時間を基準に選ぶと、自分の撮影スタイルに合わない機材は選択外になりますし、良い撮影にも結び付くでしょう。
ドローンは大きなサイズで重量があるほど安定性がありカメラ性能が高まるのは確かですが、大きいと持ち出すのが大変です。
最初の1台は小型モデルを選ぶと、撮影機会も増えて総合的に満足度も高まります。
特にOsmoシリーズは、撮影スタイル(歩き撮り・固定撮影・ウェアラブル)によって最適な形状が変わるため、実際の撮影シーンを具体的にイメージして選んでください。
サポート・保証・整備済製品の活用
DJI製品は精密機器であり、特にドローンは落下・水濡れなどのリスクがあるのは否めません。
公式保証・延長保証(DJI Care Refresh)・修理体制・交換サービスの有無は、価格差以上に長期的な安心感を得られます。
初期費用を抑える手段として、整備済製品(リファービッシュ品)やアウトレット品の活用も選択肢です。
購入前には保証内容・同梱物・返品条件を必ず確認してください。
万一のときにどこへ相談できるかまで含めて選ぶことで、長期的な総コストとストレスを下げられます。
購入先の選び方(公式・正規販売店・アウトレット)

DJI製品の購入先を選ぶ際は、価格だけでなく、「トラブルや故障の際に対応しやすいかどうか」を判断基準にすることが大切です。
長く使うほど、サポートの手厚さと保証条件の重要さを感じる機会が増えます。
DJI製品は購入先によって、保証条件・サポート窓口・付帯特典・在庫状況・価格が異なります。
初期不良対応・保証の適用条件・修理受付の流れが購入先で変わるケースがあるため、特に初めて購入する方は慎重に選びましょう。
主な購入先である公式ストア・正規販売店・アウトレットについて、それぞれのメリットと注意点をまとめました。
| 購入先 | 主なメリット | 注意点 |
|---|---|---|
| DJI公式ストア・正規販売店 | 正規品の保証、最新モデルの入手性、キャンペーン・セット販売 | 価格は定価に近い場合が多い |
| 家電量販店(正規取扱店) | 実機確認が可能、ポイント還元、購入後のサポート窓口が近い | 在庫モデルが限られる場合がある |
| 整備済製品・アウトレット | 初期費用を抑えてDJI環境を始められる | 付属品・保証条件が新品と異なる場合がある。購入前に内容を必ず確認 |
まとめ:DJIとは映像・空撮分野をリードするメーカー
今回は、民生用ドローン市場で世界シェア約70〜76%を占める有名メーカー「DJI」について、企業概要や商品カテゴリや選び方などを詳しく解説しました。
DJIは、2006年創業・中国深圳発の映像機器メーカーで、空撮ドローンを中心にOsmoシリーズ・ワイヤレスマイク・ポータブル電源など映像制作を支える製品群を展開しています。
飛行制御の安定性・撮影支援機能・アプリ連携の完成度の高さにより、初心者でも満足度の高い成果を得やすいのが魅力です。
製品を選ぶ際は、用途・必要な画質・携帯性・運用のしやすさを軸に、本体だけでなくバッテリーや周辺機器・保証内容まで含めて検討しましょう。
自分の撮影スタイルに合ったDJI製品を選び、満足度の高い結果に繋げることができれば何よりです。
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